おちゅうど【落人】
《「おちびと」の音変化》 戦に負け、人目を避けて逃げていく人。「平家の—」
歌舞伎舞踊「道行旅路の花聟(はなむこ)」の通称。
おとこ‐まい【男舞】
1 中世、白拍子(しらびょうし)が、白い水干(すいかん)に立烏帽子(たてえぼし)、白鞘巻(しろさやまき)の太刀という男装で舞ったという舞。 2 能で、直面(ひためん)の男が舞う勇壮な舞。また、そ...
おどり【踊り/躍り】
《跳ね上がること、飛び跳ねることが原義》 1 (踊り)音楽などに合わせて踊ること。また、その動作。舞踏。舞踊。ダンス。 2 (踊り) ㋐日本の芸能で、舞(まい)と区別して、跳躍運動を主体としたも...
おどり‐じ【踊り地】
1 歌舞伎下座音楽の一。京阪の郭(くるわ)の場面に用いる三下(さんさが)りの合方。 2 歌舞伎舞踊やその伴奏の三味線音楽の中で、華やかな手踊りの部分。
おど・る【踊る】
[動ラ五(四)]《「躍る」と同語源》 1 音楽などに合わせてからだを動かす。舞踊を演ずる。「ワルツを—・る」 2 他人に操られて行動する。「札束に—・る政治家」 3 「躍る4」に同じ。 4 利息...
おはらめ【大原女】
歌舞伎舞踊。長唄。2世瀬川如皐(じょこう)作詞、9世杵屋六左衛門作曲。文化7年(1810)江戸中村座で、3世中村歌右衛門が演じた九変化「奉掛色浮世図画(かけたてまつるいろのうきよえ)」の一。大原...
オリッシ【Orissi】
インド東部のオリッサ州に伝承される舞踊。女性のソロによる優雅な舞踊。
おんな‐だゆう【女太夫】
1 江戸時代、菅笠をかぶり、三味線・胡弓(こきゅう)の弾き語りをして歩いた女の門付け芸人。正月には鳥追いとなった。 2 浄瑠璃・水芸・奇術などの演芸をする女芸人。
歌舞伎の変化舞踊「七小町...
かいどう‐くだり【海道下り】
1 昔、京都から東海道を通って東国に旅をしたこと。あずまくだり。 2 中世歌謡の一群。叙情的な歌の中に、東海道を京都から東国へ下る道中の地名・景物を詠み込んだもの。閑吟集などに所収。 3 狂言小...
かいらい‐し【傀儡師】
1 人形を使って諸国を回った漂泊芸人。特に江戸時代、首に人形の箱を掛け、その上で人形を操った門付け芸人をいう。傀儡(くぐつ)回し。人形つかい。《季 新年》 2 歌舞伎舞踊。傀儡師の風俗を取り入れ...