きく【菊】
1 ㋐キク科の多年草。日本の代表的な花の一。主に秋に咲き、花の色・形などにより、非常に多くの品種があり、大きさにより大菊・中菊・小菊と大別される。古く中国から渡来したとされ、江戸時代には改良が進...
きく【菊】
《原題、(イタリア)I Crisantemi》プッチーニの弦楽四重奏曲。嬰ハ短調。全1楽章。1890年作曲。オペラ「マノンレスコー」の第4幕で歌われる二重唱の主題として転用された。菊の花。
きく【菊】
[常用漢字] [音]キク(呉)(漢) 植物の名。キク。「菊花/寒菊・観菊・残菊・白菊(しらぎく)・野菊(のぎく)・乱菊・除虫菊」 [名のり]あき・ひ
きく‐あき【菊秋】
陰暦9月の異称。菊月(きくづき)。
きく‐あざみ【菊薊】
キク科の多年草。日当たりのよい山地の草原に生え、高さ約90センチ。葉は広卵形で切れ込みがあり、菊の葉に似る。秋、多数の紅紫色の頭状花を散房状につける。
きく‐あわせ【菊合(わ)せ】
1 左右に分かれて互いに菊花を出し、その優劣を争う遊戯。歌をつけて競うことが多い。 2 菊の花を持ち寄って、花輪の美、作柄などを品評して優劣を争う催し。菊くらべ。
きく‐いし【菊石】
⇒アンモナイト
きく‐いただき【菊戴】
キクイタダキ科キクイタダキ属の鳥。全長約10センチ、日本で最小の鳥の一。全体に緑褐色で、頭頂が黄色く、雄はさらにその中央が赤い。日本では亜高山帯の針葉樹林で繁殖し、冬には平地に移動する。まつむし...
きく‐いちもんじ【菊一文字】
1 菊作りで、大輪の16弁に作った花。 2 後鳥羽上皇が備前則宗ら一文字系の番鍛冶(ばんかじ)に命じて鍛えさせ、みずから焼き刃をしたという刀剣。茎(なかご)に菊花の紋が刻んであり、この名がある。...
きく‐いも【菊芋】
キク科の多年草。高さ1.5〜3メートル。茎・葉に粗い毛がある。葉は長楕円形。秋、黄色の大きな頭状花を開く。地下茎は塊状でイヌリンを含み、食用、またはアルコール・果糖の原料にする。北アメリカの原産...