け‐ごん【華厳】
1 《仏になる修行を華にたとえ、その華で仏の位を飾る意》仏語。多くの修行・功徳(くどく)を積んで徳果が円満にそなわり、仏になること。 2 「華厳経」の略。 3 「華厳宗」の略。 [補説]書名別項...
けごん【華厳】
川端茅舎の第二句集。昭和14年(1939)刊。
けごん‐え【華厳会】
華厳経を講読・讃嘆(さんだん)する法会。3月14日に東大寺で行われる。
けごんえんぎ【華厳縁起】
鎌倉前期の絵巻。6巻。新羅(しらぎ)の華厳宗の開祖元暁(げんぎょう)・義湘(ぎしょう)両大師の伝記を描いたもの。華厳宗祖師絵伝。
けごん‐きょう【華厳経】
大乗経典。華厳宗の根本聖典。漢訳には東晋の仏駄跋陀羅(ぶっだばっだら)訳の60巻本、唐の実叉難陀(じっしゃなんだ)訳の80巻本、唐の般若(はんにゃ)訳の40巻本の3種がある。釈迦が成道(じょうど...
けごん‐しゅう【華厳宗】
華厳経をよりどころとする仏教の宗派。中国唐代に賢首(げんじゅ)大師法蔵が大成し、日本には、唐僧道璿(どうせん)によって天平8年(736)伝えられたという。東大寺が造営されてのち広められた。南都六...
けごん‐じ【華厳寺】
岐阜県揖斐(いび)郡揖斐川町にある天台宗の寺。山号は谷汲山。開創年代は延暦17年(798)、開山は豊然(ぶねん)と伝える。西国三十三所第33番札所。 中国山西省大同にある寺。遼(りょう)代の...
けごん‐じ【華厳時】
天台宗で説く五時(ごじ)の第一。釈迦が成道(じょうどう)後、ただちに華厳経を説いたとする最初の21日間。
けごん‐の‐たき【華厳滝】
栃木県日光市にある滝。中禅寺湖から流れ出る大尻(おおじり)川によってつくられ、落下して大谷(だいや)川となる。高さ約97メートル、幅約7メートル。