えび‐こおろぎ【海老蟋蟀/蝦蟋蟀】
カマドウマの別名。《季 秋》
えび‐ごし【海老腰/蝦腰】
エビのように曲がった腰。
えび‐さやまき【海老鞘巻/蝦鞘巻】
刀の柄や鞘にエビの殻のような刻み目をつけて赤漆塗りにしたもの。えびざや。
えび‐じゃこ【海老雑魚/蝦雑魚】
十脚目エビジャコ科のエビ。体長約4.5センチで、環境によって体色を変える。第1歩脚は大きく、はさみ状。内湾の浅海でとれ、佃煮(つくだに)にする。えびざこ。ざこえび。
えび‐じょう【海老錠/蝦錠】
1 エビのように半円形に曲がった錠。唐櫃(からびつ)や門扉のかんぬきに用いる。えび。 2 南京錠(ナンキンじょう)。
えび‐せんべい【海老煎餅】
エビを米粉・小麦粉などにまぜ、油で揚げるか焼くかしたせんべい。
えび‐ぜめ【海老責め/蝦責め】
江戸時代の拷問の一。罪人にあぐらをかかせ、後ろ手に縛り、からだを前に押し曲げて、首と足とがつくまで縄で締めつけるもの。
えび‐ぞり【海老反り/蝦反り】
1 歌舞伎で、片手または両手をかざし、体を後ろに大きく反らす演技。相手の強さに圧倒されるさまを表す。 2 体を後ろに大きく反らした姿勢。
えび‐づか【海老束/蝦束】
違い棚の、上下の棚板をつなぐ細く短い柱。雛束(ひなづか)。
えび‐づる【蘡薁/蝦蔓】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉と対生して巻きひげが出て、他に絡む。葉は三〜五つに裂けている。葉の裏面や葉柄・茎に白か赤褐色の毛が密生。雌雄異株。夏、淡黄緑色の小花が密集して...