しゅう【衆】
[名] 1 多くの人。大ぜいの人。衆人。「—に先んずる」 2 人数の多いこと。集団。「—を頼んで事を起こす」⇔寡(か)。 3 ある集団を形づくる人々。しゅ。「若い—」「近在の—」 4 「所(と...
しゅう【衆】
[音]シュウ(漢) シュ(呉) [学習漢字]6年 〈シュウ〉 1 人数が多い。「衆寡」 2 多くの人々。「衆知・衆目/会衆・観衆・群衆・公衆・聴衆・民衆」 3 衆議院のこと。「衆参」 〈シュ...
しょう‐じゅ【聖衆】
極楽浄土の諸菩薩(ぼさつ)。また、菩薩や声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)あるいは比丘(びく)など、多くの聖者の集まり。
しょうばん‐しゅう【相伴衆】
室町時代、宴席などに将軍の相伴役として伺候した者。山名・一色(いっしき)・細川・畠山・赤松・佐々木などの諸家から選ばれた。しょうばんしゅ。
しら‐だいしゅ【白大衆】
官位のない下級の僧。しらだいす。「—・神人(じんにん)・宮仕(みやじ)・専当(せんだう)みちみちて、いくらといふ数を知らず」〈平家・一〉
じ‐しゅ【時衆】
1 念仏を唱える僧俗。 2 時宗の僧俗。また、時宗のこと。
じ‐しゅう【時衆】
⇒じしゅ(時衆)
じっきん‐しゅう【昵近衆】
1 昔、貴人のそばに召し使われて雑用をしていた者。近習(きんじゅ)。側役(そばやく)。 2 (「直近衆」とも書く)武家時代、将軍またはその使者が上洛したときの接待役。
じょう‐ず【上種/上衆】
身分のよい人。貴人。上﨟(じょうろう)。「—の所にうち出でたるに、傍ら痛からぬ文かな」〈宇津保・祭の使〉
じょろう‐しゅ【女郎衆】
1 女性たち。婦人たち。じょろしゅ。「替はりに風(ふう)のよい—を置いて見せ給へ」〈浮・織留・五〉 2 遊女たち。じょろしゅ。「ただあそばせる—はないのさ」〈黄・見徳一炊夢〉