たけ‐うま【竹馬】
1 子供の遊び道具。 ㋐2本の竹ざおの途中に横木をつけ、それに足をのせて、さおの上部を握って歩くもの。高足(たかあし)。《季 冬》「—やいろはにほへとちりぢりに/万太郎」 ㋑竹の先に木などで作っ...
たっつけ‐ばかま【裁っ着け袴】
袴の一。ひざから下を細くし、下部を脚絆(きゃはん)のように仕立てたもの。もと、多く武士の旅行用、のちに行商人・農民の仕事着として用いた。現在では、相撲の呼び出しが用いている。伊賀袴。
たて‐まえ【立前/建前】
1 原則として立てている方針。表向きの考え。「—と本音」「—を崩す」 2 行商人や大道商人が商品を売るときの口上。売り声。「さあさあこれからがこちの商売…、ああこりゃ—どころぢゃない」〈浄・歌祭文〉
たび‐あきない【旅商い】
[名](スル)旅をしながら商品を売り歩くこと。また、その人。行商。
たび‐あきんど【旅商人】
旅商いをする人。行商人。たびあきゅうど。
たび‐あるき【旅歩き】
旅をして回ること。特に、興行や行商をして回ること。
とうはち‐ごもんぐすり【藤八五文薬】
文化・文政(1804〜1830)のころ、江戸ではやった行商の薬売り。また、その薬。二人一組で歩き、一人が「藤八」と呼ぶと、他の一人が「五文」と応じて、ともに「奇妙」と合唱した。長崎の綿屋藤八が始...
とやま‐の‐くすりうり【富山の薬売り】
富山の家庭薬行商人。また、その行商のこと。江戸中期に始まるといわれ、藩の保護・統制を受けて発展した。全国各地の得意先に薬を置き、年に一、二度訪問して使用分の代価を清算し薬を補充した。→置き薬
にない‐ぢゃや【担ひ茶屋】
中世から江戸末期まで、茶道具一式を振り分けにかつぎ歩き、客の求めに応じて茶を立てた行商人。また、その茶道具。一服1銭。「—しほらしくこしらへ」〈浮・永代蔵・四〉
ひさぎ‐め【鬻女/販女】
行商の女。物売りの女。「やっぱり—か何かになって」〈芥川・偸盗〉