ぞう‐もつ【雑物】
雑多なもの。こまごました財物。ざつぶつ。「徂徠(そらい)の書、東涯の書もあったが…其他はごたごたした—ばかり」〈福沢・福翁自伝〉
ぞく【賊】
1 他人に危害を加えたり、他人の財物を奪ったりする者。「—が忍び込む」 2 国家・社会の秩序を乱す者。
ぞく【賊】
[常用漢字] [音]ゾク(呉) 1 人を傷つけそこなう。害する。「賊害・賊心」 2 人を傷つけて財物をかすめる者。強盗。ぬすびと。「海賊・義賊・山賊・鼠賊(そぞく)・盗賊・馬賊」 3 時の政府や...
ぞく‐ろう【続労】
奈良時代、官職をもたない者を役所に勤務させ、位を継続させたこと。のち、財物を納めて勤務の代わりとした。しょくろう。
ぞく‐ろう【贖労】
平安時代、財物を官に納めて官位を得たこと。また、その財物。しょくろう。
たいぶつばいしょう‐ほけん【対物賠償保険】
自動車事故により、相手の自動車や家屋・電柱・ガードレールなど、他人の財物に破損・汚損・滅失などの損害を与え、損害賠償責任を負うことになったとき、保険金が支払われる自動車保険。対象は他人の財物なの...
つい・える【費える/弊える/潰える】
[動ア下一][文]つひ・ゆ[ヤ下二] 1 財物などが使われてひどく減る。「投機で家産が—・える」 2 時間や労力がむだに使われる。「いたずらに歳月が—・える」 3 (潰える)つぶれてすっかりだめ...
とばく‐ざい【賭博罪】
偶然の勝負に関し、財物を賭ける罪。刑法第185条が禁じ、50万円以下の罰金または科料に処せられる。単純賭博罪。 [補説]関連する罪に、常習賭博罪、賭博場開張等図利罪、富くじ発売等罪などがある。競...
どぞう‐やぶり【土蔵破り】
土蔵を破って侵入し、中の財物を盗み出すこと。また、その盗賊。
腹(はら)を剖(さ)き珠(たま)を蔵(ぞう)す
《「唐書」太宗本紀から》命よりも財物を大切にする。自己の利益や欲望のためには、生命をも粗末にする。本末転倒であること。