かん【奸/姦/姧】
よこしまで悪賢いこと。また、その人。「—を禁じ乱を遏(とど)むるの用多くして」〈中村訳・西国立志編〉
かん【姦】
[音]カン(漢) [訓]よこしま かしましい 1 不倫をする。女性をおかす。「姦淫・姦通・姦夫・姦婦/強姦・相姦・輪姦・和姦」 2 (「奸」と通用)正道にそむく。悪賢い。「姦計・姦臣・姦智/佞姦...
かん‐かつ【奸黠/姦黠】
[名・形動]悪賢いこと。また、そのさま。狡猾(こうかつ)。「吾人は—の悪人の、今一層—なるを厭わず」〈蘇峰・近来流行の政治小説を評す〉
かん‐しょう【奸商/姦商】
不正な手段を用いて利益を得ようとする悪賢い商人。悪徳商人。
かん‐しん【奸心/姦心】
ひねくれて悪賢い心。
かん‐じん【奸人/姦人】
腹黒く悪賢い人物。
かん‐ち【奸知/奸智/姦智】
悪賢い知恵。悪知恵。「—にたける」
狐(きつね)と狸(たぬき)の化(ば)かし合(あ)い
《狐も狸も人を化かすといわれるところから》悪賢い者どうしが互いにだまし合うことのたとえ。
き‐みいでら【紀三井寺】
和歌山市紀三井寺にある救世観音宗の寺。正式名称は紀三井山金剛宝寺護国院。宝亀元年(770)、唐僧為光の開創と伝える。もと真言宗。西国三十三所第2番札所。境内に三つの井戸があるところからの名とい...
クレバー【clever】
[形動]賢いさま。気のきいたさま。利口。「なかなか—なやり方だ」