せき‐ねつ【赤熱】
[名](スル)物を、真っ赤になるまで熱すること。また、物が真っ赤になるまで熱せられること。しゃくねつ。「—した石炭」
せきねつ‐ぜいせい【赤熱脆性】
硫黄を多く含む炭素鋼が1000度付近の高温で脆化し、亀裂などが生じる現象。高温脆性。
せき‐はん【赤飯】
もち米に煮た小豆あるいは豇豆(ささげ)をまぜ、その煮汁とともに蒸した飯。祝い事の際に用いる。おこわ。赤の御飯。
せき‐ひん【赤貧】
きわめて貧しくて、何も持っていないこと。
赤貧(せきひん)洗(あら)うが如(ごと)し
きわめて貧しく、洗い流したように何もないさま。 [補説]「清貧洗うが如し」とするのは誤り。→清貧
せきび‐の‐らん【赤眉の乱】
中国、新末期の18年、王莽(おうもう)の失政から起きた農民の反乱。参加した者は眉(まゆ)を朱で染めて目印とした。27年、後漢の光武帝に平定された。赤眉の兵。
せきへき【赤壁】
中国湖北省の南東部、揚子江(ようすこう)の南岸にある史跡。赤壁の戦いの古戦場。 中国湖北省の東部、黄岡県の揚子江北岸の地。蘇軾(そしょく)が「赤壁賦(せきへきのふ)」を作った所。
せきへき‐じょう【赤壁城】
⇒トリポリ城
せきへき‐の‐たたかい【赤壁の戦い】
中国後漢末期の208年、赤壁において、劉備(りゅうび)と孫権の連合軍が曹操の軍を破った戦い。これにより天下三分の形勢がほぼ決まった。
せきへき‐の‐ふ【赤壁賦】
中国、北宋の蘇軾(そしょく)が赤壁に遊んだおりに作った、前後2編の賦。1082年の7月と同年10月の作。それぞれ、「前赤壁賦」「後(こう)赤壁賦」と題する。