かえす‐がき【返す書(き)】
手紙の末尾に書き添えること。また、その文や言葉。追って書き。
かえら‐か・す【返らかす】
[動サ四]煮立たせる。「提(ひさげ)に湯を—・して」〈宇治拾遺・二〉
かえり【返り/反り】
[名] 1 ひっくりかえること。 2 返り点。 3 手紙に対する返事。また、返歌。かえし。「御—も聞こえさせねば」〈和泉式部日記〉 [接尾]助数詞。数や数の不定を表す語に付いて、回数を表す。...
かえり‐うち【返り討ち】
1 かたきを討とうとして、逆に相手に討たれること。転じて、相手に仕返しをしようとして、逆にやられること。「—にあう」 2 襲ってくる者を打ち負かすこと。「暴漢を—にする」
かえり‐ぐま【返り隈/返り暈】
日本画で、彩色した上を白色や明るい色調の顔料などで隈取ること。逆隈(さかぐま)。
かえり‐ごえ【返り声】
雅楽や声明(しょうみょう)で、呂(りょ)から律へ、または律から呂へと調子を転じること。また、その声。
かえり‐ご・つ【返りごつ】
[動タ四]《「返(かえ)り事(ごと)」の動詞化》返事をする。「情なからずうち—・ち給ひて、御心には深う染(し)まざるべし」〈源・賢木〉
かえり‐ごと【返り言/返り事】
《「かえりこと」とも》 1 使者が帰って報告すること。また、その言葉。「三年(みとせ)に至るまで—申さざりき」〈記・上〉 2 人からの手紙や歌などに対する返事。返答。返歌。「心まどはすやうに—し...
かえり‐ざき【返り咲き】
1 春の花が小春日和に誘われて、時節でもないのにまた咲くこと。狂い咲き。二度咲き。《季 冬》 2 一度失った地位に再び就くこと。カムバック。
かえり‐ざ・く【返り咲く】
[動カ五(四)] 1 春の花が小春日和の暖かさに、時節でないのに再び咲く。狂い咲く。「八重桜が—・く」《季 冬》 2 一度引退した者や、勢力・地位などの衰えていた者が、再び以前の状態に戻る。「再...