あん‐ば【鞍馬】
1 鞍(くら)を置いた馬。くらうま。 2 (ふつう「あん馬」と書く)体操で、馬の背のような形の台に二つの取っ手をつけた用具。また、これを用いて行う男子体操競技の一種目。
くらま【鞍馬】
京都市左京区の地名。鞍馬寺の門前町。
くらま‐いし【鞍馬石】
鞍馬から産する閃緑岩(せんりょくがん)。風化して褐色を帯びる。庭石にする。
くらま‐ぐち【鞍馬口】
京都市北区南部の地名。賀茂川に架かる出雲路橋の西のあたり。京都七口の一で、岩倉を経て鞍馬に至る。出雲路口。 ⇒鞍馬口通り
くらまぐち‐どおり【鞍馬口通り】
京都市街地北部を東西に走る道路の呼び名。東は賀茂川に架かる出雲路橋西から、西は金閣寺門前に至る。全長約3.2キロ。
くらま‐ごけ【鞍馬苔】
イワヒバ科の常緑、多年生のシダ。山地の樹林下に生える。茎は地をはい、分枝して苔のように広がる。葉は鱗片(りんぺん)状。小枝の先に胞子穂をつける。鞍馬山で発見された。叡山(えいざん)苔。愛宕(あた...
くらまじし【鞍馬獅子】
歌舞伎舞踊。富本、のち清元。本名題「夫婦酒替奴中仲(みょうとざけかわらぬなかなか)」。中村重助作詞、名見崎徳治作曲。安永6年(1777)江戸市村座初演。義経が殺されたと聞いて狂乱する静御前に太神...
くらま‐てんぐ【鞍馬天狗】
昔、鞍馬の僧正谷(そうじょうがたに)に住んでいたという天狗。 [補説]作品名別項。→鞍馬天狗
くらまてんぐ【鞍馬天狗】
謡曲。五番目物。鞍馬山の大天狗が源氏再興を目ざす牛若丸に兵法を授け、将来の助力を約束する。 大仏次郎(おさらぎじろう)の小説。大正13年(1924)から昭和40年(1965)にかけて四十数編...
くらま‐でら【鞍馬寺】
京都市左京区鞍馬本町にある寺。鞍馬弘教(こうきょう)の本山。もと天台宗。山号は松尾山。開創は宝亀元年(770)、開山は鑑真(がんじん)の弟子鑑禎と伝える。平安京北方鎮護の寺として、のちに融通念仏...