くらま‐てんぐ【鞍馬天狗】
昔、鞍馬の僧正谷(そうじょうがたに)に住んでいたという天狗。 [補説]作品名別項。→鞍馬天狗
くらまてんぐ【鞍馬天狗】
謡曲。五番目物。鞍馬山の大天狗が源氏再興を目ざす牛若丸に兵法を授け、将来の助力を約束する。 大仏次郎(おさらぎじろう)の小説。大正13年(1924)から昭和40年(1965)にかけて四十数編...
くらま‐でら【鞍馬寺】
京都市左京区鞍馬本町にある寺。鞍馬弘教(こうきょう)の本山。もと天台宗。山号は松尾山。開創は宝亀元年(770)、開山は鑑真(がんじん)の弟子鑑禎と伝える。平安京北方鎮護の寺として、のちに融通念仏...
くらま‐の‐たけきり【鞍馬の竹伐り】
⇒竹切祭(たけきりまつり)
くらま‐の‐ひまつり【鞍馬の火祭】
鞍馬寺境内にある由岐神社で、10月22日夜に行われる祭礼。若者が松明(たいまつ)をかついで回り、沿道に立て並べた松明の列に火をつけ、一面が火の海となった中を神輿(みこし)が渡御する。《季 秋》
くらま‐はちりゅう【鞍馬八流】
剣術の流派の一。平治年間(1159〜1160)、鬼一法眼が鞍馬の僧八人に秘伝を授けたことからの称といわれる。
くらま‐まいり【鞍馬参り】
「鞍馬詣(くらまもう)で」に同じ。
くらま‐もうで【鞍馬詣で】
鞍馬寺へ参詣すること。鞍馬参り。
くらま‐やま【鞍馬山】
京都市北部の山。標高570メートル。中腹に鞍馬寺がある。牛若丸(源義経)が天狗(てんぐ)から武技を学んだ伝説で知られる。暗部山(くらぶやま)。
くらま‐りゅう【鞍馬流】
剣術の流派の一。 1 天正年間(1573〜1592)に、大野将監(おおのしょうげん)が創始。将監鞍馬流。 2 「鞍馬八流」の略。