い‐ふう【遺風】
1 後世に残っている昔の風習・習慣。「封建時代—」 2 後世に残っている先人の教え。「古人の—を慕う」
いん‐しゅう【因習/因襲】
古くから伝えられてきた風習。多く、非難の意を含んで用いられる。「—を打破する」
いん‐ぷう【淫風】
みだらな風習・風潮。
うし‐の‐ひ【丑の日】
十二支の丑にあたる日。特に夏の土用の丑の日と寒中の丑の日をいう。夏の土用の丑の日には、鰻(うなぎ)のかば焼きを食べ、灸(きゅう)を据え、寒中の丑の日には、丑紅を買う風習がある。
うつ・る【映る】
[動ラ五(四)]《「移る」と同語源》 1 姿・形・影などが、反射や投影によって、他の物の上に現れる。「鏡に—・った顔」「障子に—・る人影」 2 映像がスクリーンやブラウン管などの上に現れる。「電...
うづき‐ようか【卯月八日】
4月8日。釈迦の誕生日で、寺院では灌仏会(かんぶつえ)を行う。この日に山登りをするとか、農作業を始める目安とする風習もある。
う‐にょう【右繞】
仏教の敬礼法の一。古代インドの風習によるもので、尊者・仏像などのまわりを、右回りに歩く作法。
うわなり【嫐】
歌舞伎十八番の一。後妻(うわなり)打ちの風習を題材としたもので、原形は元禄12年(1699)江戸中村座上演の「一心五界玉(いっしんごかいのたま)」にある。
うわなり‐うち【後妻打ち】
1 本妻が後妻(うわなり)を嫉妬して打ちたたくこと。「あらあさましや六条御息所(ろくでうのみやすどころ)ほどの御身にて、—の御振る舞ひ」〈謡・葵上〉 2 室町時代、離縁になった先妻が後妻をねたん...
えま【絵馬】
謡曲。脇能物。金春(こんぱる)以外の各流。節分の夜、伊勢斎宮で白馬・黒馬の絵馬を掛けて農作を占う風習に、天の岩戸の故事を添えて脚色したもの。えんま。