じゅん【馴】
[人名用漢字] [音]ジュン(呉) [訓]なれる ならす 言いつけにおとなしく従う。なれる。ならす。「馴化・馴致」 [名のり]なれ・よし [難読]馴鹿(トナカイ)・馴染(なじ)み
じゅん‐か【順化/馴化】
[名](スル)生物が、異なった環境、特に気候の異なった土地に移された場合、しだいにその環境に適応するような体質に変わること。「寒冷地の気候に—する」
じゅん‐ち【馴致】
[名](スル)なれさせること。なじませること。また、徐々にある状態になっていくこと。「悲しみを—して思想の一組織を得た」〈小林秀雄・無常といふ事〉
じゅん‐よう【馴養】
動物を飼いならして育てること。
じゅん‐りょう【馴良】
[名・形動]従順ですなおなこと。また、そのさま。「—な動物」
じゅん‐ろく【馴鹿】
トナカイのこと。
トナカイ
《アイヌ語から》シカ科の哺乳類。北極地方のツンドラ地帯に群をなしてすみ、体高1〜1.4メートル。雌雄ともに角をもち、ひづめが大きい。北ヨーロッパでは古くから家畜化され、そり引きなどに使われる。カ...
な‐じみ【馴染み】
1 なれ親しんで知っていること。また、その人。「—の店」「昔の—に会う」 2 同じ遊女のもとに通いなれること。また、その客。遊女の側からもいう。 3 長年つれ添った夫、または妻。「—に別れての当...
なじみ‐きゃく【馴染み客】
1 いつも来てなれ親しんでいる客。 2 遊里で、一人の遊女に通いなれた客。
なじみ‐きん【馴染み金】
遊里、特に吉原で、同一の遊女を揚げた客が3回目に祝儀として出す金。