まき‐ひげ【巻き鬚】
植物の茎や葉が変形して細長くなり、他に巻きつく働きをするもの。ブドウの茎、エンドウの小葉、サルトリイバラの托葉など。
やぎ‐ひげ【山羊鬚】
人のあごの下に山羊のひげのように、長く垂れ下がっているひげ。
やっこ‐ひげ【奴髭】
江戸時代、奴2などが生やした、鎌髭(かまひげ)。
やつか‐ひげ【八束鬚】
長いひげ。「—、胸の前(さき)に至るまで、啼きいさちき」〈記・上〉
ゆう‐ぜん【有髯】
ひげがあること。ひげを生やしていること。「人品卑しからぬ—の紳士」
ゆえん‐ひげ【油煙髭】
油煙で描いたひげ。近世、武家の奴(やっこ)などが行った。
りゅう‐の‐ひげ【竜の鬚】
ジャノヒゲの別名。《季 花=夏 実=冬》「—の花いとほしめ庭男/梓月」