かど【鰊】
北海道・東北地方で、ニシンのこと。かどいわし。《季 春》
にしん【鰊/鯡】
ニシン目ニシン科の海水魚。全長約30センチ。体は長く、マイワシに似るが体側に黒点がない。北太平洋に広く分布し、沖合を回遊。春季、産卵のために群れをなして接岸する。食用。卵は数の子とよばれる。かど...
にしん‐あぶら【鰊油】
にしんかすを作るときに搾り出した油。硬化油・機械油に精製される。にしんゆ。
にしん‐かす【鰊粕】
ニシンを煮て、圧搾して油をとったあと乾燥させたもの。窒素・燐(りん)に富み、魚肥として使用。
にしん‐くき【鰊群来】
産卵期のニシンが大群で主に北海道西岸に押し寄せること。《季 春》「どんよりと利尻の富士や—/誓子」
にしん‐ぐもり【鰊曇(り)】
北海道近海で、ニシンがとれる頃に多い曇り空のこと。《季 春》
にしん‐そば【鰊蕎麦】
棒煮(身欠き鰊の甘露煮)をのせたかけそば。