かな‐ど【金戸】
ホウボウ科の海水魚。全長約20センチ。カナガシラに似るが、胸びれ内面の下半部に楕円形の黒斑がある。北海道以南の沿岸にすむ。美味。
かな‐へび【金蛇/蛇舅母】
有鱗(ゆうりん)目カナヘビ科のトカゲ。草地などにみられ、体長約20センチで、尾がその3分の2を占める。体は暗灰褐色で、黒の帯状斑紋があり、腹は白または淡黄色。日本特産。かなちょろ。日本かなへび。
かに‐くそ【蟹屎】
新生児が生後初めてする大便。黒くて粘りがある。胎便。かに。かにばば。
かね【鉄漿】
お歯黒に用いる液。茶の汁や酢、酒に鉄片を浸して酸化させたもの。おはぐろ。
かね‐おや【鉄漿親】
「御歯黒親(おはぐろおや)」に同じ。
金(かね)が唸(うな)・る
ありあまるほど多く金銭を持っている。「幸にも金庫には—・るし」〈蘆花・黒潮〉
かね‐ぐろ【鉄漿黒】
お歯黒で、歯を黒く染めていること。「—に眉細くつくりて」〈義経記・二〉
かね‐ぞめ【鉄漿染(め)】
1 歯を鉄漿で黒く染めること。お歯黒染め。 2 鉄漿を加えて、紺色などに染めること。
かね‐たたき【鉦叩き】
1 鉦をたたくこと。また、その人。 2 「撞木(しゅもく)」に同じ。 3 鉦をたたいて経文などを唱え、金品を請い歩く者。かねたたき坊主。 4 直翅(ちょくし)目カネタタキ科の昆虫。コオロギの一種...
かね‐つけ【鉄漿付け】
1 お歯黒をつけること。特に、初めてつけることをいい、女子が成年になった儀式の一つとされ、知人など7か所からお歯黒をもらってくる風習があった。→御歯黒(おはぐろ) 2 江戸時代、遊里で遊女が一人...