かも‐じもの【鴨じもの】
[副]鴨のように。→じもの「—浮寝をすれば蜷(みな)の腸(わた)か黒き髪に露そ置きにける」〈万・三六四九〉
かも‐の‐はし【鴨嘴】
1 単孔目カモノハシ科の原始的な哺乳類。体長約45センチ、尾長約15センチ。鴨に似たくちばしをもち、体は太く黒褐色、四肢は短く、足に水かきが発達。尾は扁平。河川の堤に長い穴を掘ってすみ、卵を産み...
か‐やく【火薬】
熱や衝撃によって爆発する物質で、そのエネルギーを有効に利用できるもの。火薬類取締法では、弾丸などの発射薬とロケット推進薬をいい、広くは爆薬・火工品を含めていう。ニトロセルロース・黒色火薬など。
か‐よう【哥窯】
中国、南宋時代に浙江省にあった伝説的な青磁窯。また、それで作った青磁。素地が黒く、釉(うわぐすり)は淡い色を呈し、大きな貫乳がある。
カラ‐アザール【(ヒンディー)kālā-āzār】
《黒い病気の意》鞭毛虫(べんもうちゅう)の一種リーシュマニア‐ドノバニの感染で起こる悪性の感染症。サシチョウバエが媒介。発熱と皮膚の黒褐色の色素沈着とが目立つため黒熱病ともいわれ、致命率が高い。...
カラキタイ【Kara Khitai】
遼の王族、耶律大石(やりつたいせき)が、1132年に中央アジアに建てた国。都はフス‐オルダ(ベラサグン)。3代80年近く続いたのち、1211年、トルコ系のナイマン部族に滅ぼされた。西遼。 [補説...
カラクム‐さばく【カラクム砂漠】
《Karakumïは、黒い砂の意》トルクメニスタンの大部分を占める砂漠。豊富な地下水とアムダリアからの運河による灌漑により、放牧や綿花栽培が行われる。
からくわ‐はんとう【唐桑半島】
宮城県北東端にある半島。太平洋に突出したリアス式海岸の続く半島。東岸に巨釜(おおがま)半造(はんぞう)などの奇勝がある。沖合を流れる黒潮のため冬も暖かい。三陸復興国立公園に属する。
からす【烏/鴉】
1 スズメ目カラス科カラス属の鳥の総称。全長33〜61センチ。全体に黒色か、黒に灰色や白色の部分をもつ。くちばしが大きく、雑食性。南アメリカとニュージーランドを除く世界中に約40種が分布。日本で...
からす‐あげは【烏揚羽】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張8〜13センチで、黒色の地に金緑色の鱗粉(りんぷん)を散布する。幼虫はコクサギ・キハダ・サンショウなどの葉を食べる。《季 春》