エックスせん‐じゆうでんしレーザー【X線自由電子レーザー】
自由電子レーザーの一。電子をほぼ光速に加速し、アンジュレーターという磁石が多数並ぶ装置で電子を蛇行させて放射光を発生・増幅し、X線領域の電磁波を発振するレーザー。ごく短時間に起こる化学反応の観察...
エックスせん‐スペクトル【X線スペクトル】
物質にX線または電子線を当てたときに、物質から放出される電磁波のスペクトル。組成分析に利用。
エックスせん‐せい【X線星】
⇒X線天体
エックスせん‐てんたい【X線天体】
X線を強く放射している天体。恒星と中性子星・ブラックホールなどとの近接連星や、超新星の残骸、クエーサー、セイファート銀河などがある。太陽などの恒星も、弱いX線を放射している。
エックスせんてんもん‐えいせい【X線天文衛星】
X線望遠鏡を搭載した人工衛星。大気を透過しない宇宙由来のX線を観測するために大気圏外で観測を行う。日本では昭和54年(1979)にはくちょうが打ち上げられており、以降、ぎんが・あすか・すざく・ひ...
エックスせん‐てんもんがく【X線天文学】
太陽系外の天体から来るX線を観測し、その天体を研究する天文学の一分野。X線は大気に吸収されて地上まで届かないので、観測は人工衛星を利用して大気圏外で行われる。
エックスせん‐トランジェント【X線トランジェント】
⇒X線新星
エックスせん‐バースター【X線バースター】
X線の強度が数秒から数百秒の間に10倍以上増加するX線天体。近接連星系をなす磁場の弱い中性子星に伴星からガスが流れ込み、中性子星表面で爆発的な核融合反応が起こることによってX線が発せられると考え...
エックスせん‐バースト【X線バースト】
X線バースターにみられるX線の増光現象。→X線バースター
エックスせん‐パルサー【X線パルサー】
パルス状のX線を周期的に放射するX線天体。連星系を成す磁場の強い中性子星に伴星からガスが流れ込み、中性子星の両磁極が高温になることでX線が発せられると考えられている。中性子星の磁場が弱いと流れ込...