ざあます
[助動][ざあませ・ざあましよ|ざあまし|ざあます|ざあます|○|○]《丁寧の助動詞「ざます」の音変化》「ざます」に同じ。「いい事ざあますわ」 [補説]東京山の手の上流階級の婦人が用い始めたとい...
ざあます‐ことば【ざあます言葉】
文末に「ざあます」を多用することばづかい。→ざあます
あぐ・ねる【倦ねる】
[動ナ下一]いろいろ努力しても思うような結果が得られないで困ってしまう。もてあます。「今朝から美登利の機嫌が悪くて皆な—・ねて困って居ます」〈一葉・たけくらべ〉 [補説]現代では、「考えあぐねる...
よ【余〔餘〕】
[音]ヨ(呉)(漢) [訓]あまる あます われ [学習漢字]5年 1 必要な分をこえて残る。引き続いてあとに残る。あまり。「余韻・余剰・余震・余地・余熱・余白・余分・余命・余裕・余力/刑余・月...
し‐あつか・う【為扱ふ】
[動ハ四]処置に困る。もてあます。「この足のかはりにわが足を切れ…切らむとする者ども—・ひて」〈宇治拾遺・四〉
ざます
[助動][ざませ・ざましょ|ざまし|ざます|ざます|○|○]名詞、または名詞に準じる語に付く。丁寧に断定する意を表す。…でございます。…です。→ざあます「私(わちき)やあ、こんなおみくじは嫌ひざ...
せめ‐あぐ・む【攻め倦む】
[動マ五(四)]いくら攻撃しても効果があがらず、もてあます。「敵の堅い守りに—・む」
ざあま・す
[動サ特活]動詞「ざます」の音変化。「今日は寒う—・す」 [補説]活用は助動詞「ざあます」に同じ。東京山の手の上流階級の婦人が用い始めたという。
ざま・す
[動サ特活]「ある」の意の丁寧語。多く補助動詞として用いる。→ざあます「何でもよう—・す」〈人・春告鳥・初〉 [補説]活用は助動詞「ざます」に同じ。江戸後期、主として、江戸吉原で用いられた遊里語...
こま・る【困る】
[動ラ五(四)] 1 ある物事をどう判断・処理してよいかわからず悩む。取り扱いがやっかいで苦しむ。困惑する。もてあます。手を焼く。「返事に—・る」「聞き分けがなくて—・る」「あいつときたら—・っ...