じゅつ【恤】
[音]ジュツ(慣) [訓]あわれむ 1 憂える。心配する。「憂恤」 2 あわれむ。困っている人に金品を贈る。「恤兵/救恤・賑恤(しんじゅつ)・仁恤・優恤」
びん【憫】
[音]ビン(漢) ミン(呉) [訓]あわれむ 気の毒に思う。あわれむ。「憫察・憫笑・憫然/哀憫・憐憫(れんびん・れんみん)」 [補説]「愍」と通用する。
びん【愍】
[音]ビン(漢) ミン(呉) [訓]あわれむ かわいそうに思う。あわれむ。「愍笑・愍然/哀愍・憐愍(れんびん・れんみん)」 [補説]「憫」と通用する。
れん【憐】
[人名用漢字] [音]レン(呉)(漢) [訓]あわれむ 1 気の毒に思う。あわれむ。「憐察・憐情・憐憫(れんびん)/哀憐」 2 かわいく思う。いとおしむ。「愛憐・可憐」
あい【哀】
[常用漢字] [音]アイ(呉)(漢) [訓]あわれ あわれむ かなしい 1 せつなくて胸がつまる。「哀歓・哀愁・哀悼/悲哀」 2 かわいそうに思う。「哀憐(あいれん)」 3 あわれっぽくする。泣...
れん‐びん【憐憫/憐愍】
かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ。れんみん。「—の情」
じ‐ひ【慈悲】
1 《「慈」は、梵maitrī「悲」は、梵karuṇāの訳》仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が人々をあわれみ、楽しみを与え、苦しみを取り除くこと。 2 いつくしみ、あわれむこと。なさけ。
びん‐ぜん【憫然/愍然】
[形動][文][ナリ]あわれむべきさま。「己れにさえ—な姿を描いた」〈漱石・門〉 [ト・タル][文][形動タリ]に同じ。「今の西洋諸国の有様を見て—たる野蛮の嘆を為すこともある可し」〈福沢...
じひ‐ぶか・い【慈悲深い】
[形][文]じひぶか・し[ク]他をいつくしみあわれむ気持ちが深い。情け深い。「—・い僧」
ふ‐びん【不便/不憫/不愍】
[名・形動]《「不憫」「不愍」は当て字》 1 (不憫・不愍)かわいそうなこと。あわれむべきこと。また、そのさま。「—な子」 2 都合が悪いこと。また、そのさま。「この大臣のし給ふ事なれば、—なり...