あい‐ととの・う【相整う】
[動ワ五(ハ四)]「ととのう」の改まった言い方。特に、交渉や相談などがまとまることについていう。「ご結納の儀めでたく—・いました」
あげ‐た【上げ田】
高い所にあって、水はけのよい田。上げ。「その兄—を作らば、汝命(いましみこと)は下田(くぼた)を営(つく)りたまへ」〈記・上〉
あじき‐な・い【味気無い】
[形][文]あぢきな・し[ク]《「あずきなし」の音変化。「味気」は当て字》 1 「あじけない」に同じ。「—・い世の中」 2 乱暴である。不当である。「汝(いまし)甚だ—・し」〈神代紀・上〉 3 ...
あずき‐あらい【小豆洗い】
1 小豆を洗う音をたてる妖怪。川辺に近づくと「小豆とぎましょか、人とって食いましょか、しょきしょき」と声がするという。全国に伝承がみられる。小豆研(と)ぎ。 2 チャタテムシの別名。
あぶら‐ぜみ【油蝉】
セミの一種。夏、最も普通にみられ、体長は翅(はね)の先まで約5.5センチ。翅は赤褐色で、油の染みたような紋がある。幼虫は地中で育ち、7年目に地上に出て羽化し、成虫の寿命は1、2週間。あかぜみ。あ...
あ‐も・る【天降る】
[動ラ上二]《「あまおる」の音変化》 1 天から下界へ降りる。「—・りましけむ五百万(いほよろづ)千万神(ちよろづがみ)の」〈万・三二二七〉 2 行幸する。「和射見(わざみ)が原の行宮(かりみや...
あらっしゃ・る【有らっしゃる】
[動ラ五(四)]《「あらせらる」の音変化》(「…であらっしゃる」の形で補助動詞的に用いて)「…である」の尊敬の言い方。「御迷惑で—・いましょうから」〈漱石・吾輩は猫である〉
いさ・ちる
[動タ上一]泣き叫ぶ。わめく。「なにしかも汝(いまし)は事寄させし国を治(し)らずて、哭(な)き—・ちる」〈記・上〉
いさめ【諫め】
1 いさめること。忠告。諫言(かんげん)。「臣下の—を用いる」 2 神仏の、いましめ。禁制。「あふみちは神の—にさはらねど法(のり)のむしろにをれば立たぬぞ」〈和泉式部日記〉
いさ・める【諫める】
[動マ下一][文]いさ・む[マ下二] 1 主に目上の人に対して、その過ちや悪い点を指摘し、改めるように忠告する。諫言(かんげん)する。「主君の愚行を—・める」 2 いましめる。禁止する。「なべて...