おじゃ・る〔おぢやる〕

の解説

［動ラ四］《「おいである」の音変化》

1. １ 「来る」「行く」「居る」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。

   1. 「身どもがよい所へやって進ぜう。こちへ—・れ」〈虎清狂・猿座頭〉

   2. 「木曽殿ハ…信濃国ニ—・ッテゴザル」〈天草本平家・三〉

1. ２ 「ある」「居る」の丁寧語。ございます。あります。おります。

   1. 「イソポト言ウテ、異形不思議ナ人体ガ—・ッタガ」〈天草本伊曽保・イソポが生涯〉

1. ３ （補助動詞）丁寧の意を表す。…でございます。…であります。

   1. 「その水はどこに出 (い) で来て—・るぞ」〈虎清狂・薬水〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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