こん‐どう【坤道】
1 大地の道。→乾道(けんどう) 2 女性の守るべき道。婦道。→乾道(けんどう)
怒(いか)りを遷(うつ)・す
《「論語」雍也(ようや)から》腹を立てて、関係のないものにまで当たり散らす。やつあたりする。「母が父にも—・して慳貪(けんどん)に口をきいたことをも思い出し」〈独歩・酒中日記〉
ろく‐へい【六蔽】
仏語。清浄心をおおう六種の悪心。慳貪(けんどん)・破戒・瞋恚(しんい)・懈怠(けだい)・散乱・愚痴。
けん‐も‐ほろろ
[形動][文][ナリ]《「けん」「ほろろ」はともに雉(きじ)の鳴き声。あるいは「ほろ」は「母衣打(ほろう)ち」からか。また、「けん」は「けんどん(慳貪)」「けんつく(剣突)」の「けん」と掛ける》...
するど【鋭】
[形動ナリ] 1 するどくとがっているさま。鋭利なさま。「四つの牙(きば)剣よりも—にして」〈太平記・二四〉 2 言動がとげとげしいさま。つっけんどん。「詞—に言ひ放せば」〈浄・盛衰記〉 3 勢...
けんどん‐ばこ【倹飩箱】
倹飩うどんやそばなど、1杯盛りの食品を入れて運ぶ箱。上下または左右に溝を切って、ふたのはめ外しができる。けんどん。
けんど‐ちょうらい【捲土重来】
《杜牧「題烏江亭」の「巻土重来未(いま)だ知る可からず」から》物事に一度失敗した者が、非常な勢いで盛り返すこと。けんどじゅうらい。「—を期する」
ちゅうっ‐ぱら【中っ腹】
[名・形動] 1 怒りを発散できないで、むかむかしていること。また、そのさま。「—になる」「—で、昌造も、思わず突慳貪(つっけんどん)な声を出していた」〈里見弴・安城家の兄弟〉 2 気みじかで威...
グラディアトル【(ラテン)gladiator】
古代ローマ時代の剣奴(けんど)。市民の娯楽のため、闘技場で仲間または猛獣を相手に闘った剣士。多くは奴隷や戦争捕虜からなり、養成所もあった。グラディエーター。
けん【慳】
[音]ケン(呉) [訓]おしむ 1 けちけちする。「慳貪(けんどん)・慳吝(けんりん)」 2 いじわるな。むごい。「邪慳」