こ‐まい【小舞】
1 狂言方のまう舞で、小舞謡を地とする短いもの。狂言中の酒宴の場などに舞われるほか、黒紋付き袴(はかま)姿で地謡の謡によって、単独でも舞われる。狂言小舞。 2 歌舞伎の初期のころに演じられた舞踊...
こ‐まい【木舞/小舞】
1 壁の下地として、縦横に組んだ竹や細木。 2 垂木(たるき)の上に横に渡し、屋根裏板・杮板(こけらいた)などを受ける細長い材。
こまい【氷魚/氷下魚】
タラ科の海水魚。全長約30センチ。体色は灰褐色で、暗色の不規則な斑点がある。食用。北海道以北の日本海・太平洋沿岸にすむ。根室地方では冬、海面の氷に穴をあけて釣る。《季 冬》「沓軋(きし)り現れし...
こ‐まい【古米】
新米に対し、その前年にとれた米。ふるごめ。陳米(ひねごめ)。《季 秋》⇔新米。
こま・い【細い】
[形](多く西日本で) 1 形や量、数などが小さい。こまかい。「何歳(いくつ)かい。何、十二、—・いな」〈蘆花・思出の記〉 2 けちけちしている。お金に細かい。「金に—・いことをいう」
こまい‐うたい【小舞謡】
狂言謡のうち、狂言小舞の地として謡われるもの。
こまい‐かき【木舞掻き】
壁の下地にする木舞を組むこと。また、その職人。
こまい‐かべ【木舞壁】
木舞で下地を作り、その上を土または漆喰(しっくい)で塗って仕上げた壁。
こまい‐じゅうろくばん【小舞十六番】
初期歌舞伎で行われた小舞のうち、主に若衆歌舞伎時代に流行した16曲。はやり小歌に振りをつけたもので、狂言小舞の影響がみられる。業平踊(なりひらおどり)。
こま‐いぬ【狛犬】
《「高麗犬」の意》神社の社頭や社殿の前などに置かれる、一対の獅子(しし)や犬に似た獣の像。魔よけの力があるといわれ、昔は宮中で几帳(きちょう)や屏風(びょうぶ)の揺れ動くのをおさえるおもしとして...