あくた‐もくた【芥もくた】
《「もくた」は「もくず(藻屑)」が「あくた」に引かれて音変化したものという》 1 何の役にも立たない、つまらないもの。無用なもの。「何のかのいふ—を、さらりとちくらが沖へ流して」〈おらが春〉 2...
あくぞ‐もくぞ
「あくたもくた」に同じ。「さだめておれが—を店(たな)おろしするであらう」〈鳩翁道話・下〉
みょうじょう【明星】
詩歌雑誌。与謝野鉄幹(よさのてっかん)主宰の新詩社の機関誌。第一次は明治33年(1900)4月創刊、明治41年(1908)11月廃刊。浪漫主義に基づき、短歌の革新などに貢献。与謝野晶子・高村光太...
おくじょうていえん【屋上庭園】
文芸雑誌。明治42年(1909)創刊。明治43年(1910)2月発禁となり、終刊。同人は、北原白秋・木下杢太郎(もくたろう)・長田秀雄(ながたひでお)ら耽美派の詩人。
きのした【木下】
姓氏の一。 [補説]「木下」姓の人物木下恵介(きのしたけいすけ)木下順庵(きのしたじゅんあん)木下順二(きのしたじゅんじ)木下幸文(きのしたたかふみ)木下長嘯子(きのしたちょうしょうし)木下藤吉...
しん‐ロマンしゅぎ【新ロマン主義】
19世紀末から20世紀初頭、自然主義・写実主義に対抗してドイツ・オーストリアを中心に興った文芸思潮。芸術至上主義的・耽美主義的・神秘主義的傾向を帯び、主体的・内発的な心情の復権を唱えた。メーテル...
ブティリミット【Boutilimit】
モーリタニア南西部の都市。首都ヌアクショットの南東約150キロメートル、同国南部を東西に結ぶ希望街道沿いに位置する。19世紀よりイスラム教の中心地。フランス領時代に建設された図書館や城塞がある。...
パン‐の‐かい【パンの会】
《Pānはギリシャ神話の神の名》明治末期の青年文芸・美術家の懇談会。反自然主義を掲げ、耽美(たんび)的傾向の新しい芸術運動を起こした。北原白秋・木下杢太郎(きのしたもくたろう)・吉井勇・石井柏亭...
すばる【スバル/昴】
(スバル)文芸雑誌。明治42年(1909)1月創刊、大正2年(1913)12月廃刊。「明星」廃刊後、森鴎外を中心に石川啄木(いしかわたくぼく)・木下杢太郎(きのしたもくたろう)・吉井勇らが発刊...
あくたい‐もくたい
「あくたもくた」に同じ。「自分から撞突(つきあた)って置きながら、居るが悪いと—つけつけと言った揚句」〈緑雨・門三味線〉