ぞう‐し【曹司】
1 宮中や官庁内に設けられた女官・官吏などの部屋。「更衣の—を、ほかに移させ給ひて」〈源・桐壺〉 2 貴族の邸内に部屋を与えられて仕えること。また、その人。「殿の内に年ごろ—して候ひつる人々」〈...
ぞう‐し【増資】
[名](スル)資本金を増加すること。「事業拡張に伴って—する」⇔減資。
ぞう‐し【雑仕】
1 平安時代以後、宮中に仕え、雑役や、行幸・行啓の供などをした下級の女官。雑仕女(ぞうしめ)。 2 院・女院・摂関家その他貴人の邸(やしき)で雑役に従事した女性。雑仕女。 3 鎌倉・室町幕府で、...
ぞう‐し【蔵司】
律令制で後宮十二司の一。神璽(しんじ)、三関(さんかん)の割符、天皇・皇后の衣服などをつかさどった役所。くらづかさ。
ぞう‐し【贈諡】
[名](スル)諡(おくりな)をおくること。また、その諡。
ぞう‐じ【造次】
《古くは「そうし」「ぞうし」とも》とっさの場合。ごく短い時間。「尊い神の道を奉じて—にも顛沛(てんばい)にも神の御恵を感謝せねばなりませぬ」〈魯庵・社会百面相〉
ぞうし‐かん【造士館】
薩摩(さつま)藩の藩校。藩主島津重豪(しまづしげひで)が安永2年(1773)に開設。和学・漢学・筆道の3科を課し、武芸の鍛練も行った。
ぞうし‐が‐や【雑司ヶ谷】
東京都豊島区南部の地名。また、豊島区南部から文京区西部にまたがる地域名。鬼子母神(きしもじん)(法明寺)や、夏目漱石など文人の墓の多い雑司ヶ谷霊園がある。
ぞうしがや‐れいえん【雑司ヶ谷霊園】
東京都豊島区にある都立霊園。明治7年(1874)の開園。面積は約11万5000平方メートル。夏目漱石・永井荷風・泉鏡花・小泉八雲ら文人の墓が多いことで知られる。
ぞう‐しき【雑色】
1 律令制における品部(しなべ)・雑戸(ざっこ)の総称。 2 蔵人所(くろうどどころ)の下級職員。公卿の子弟などが任じられた。 3 院の御所・摂関家などで、雑務に従事した無位の役人。 4 鎌倉・...