ひた‐すら【只管/一向】
[形動][文][ナリ]そのことだけに意を用いるさま。もっぱらそれだけを行うさま。「—な思い」「—に弁解する」 [副] 1 ひとすじに。いちずに。「—研究にいそしむ」「—無事を祈る」 2 まっ...
いち‐ず【一途】
[名・形動] 1 他を考えないで、一つのことに打ち込むこと。また、そのさま。ひたすら。ひたむき。「—に思いつめる」「学問—の人」 2 一つの方法。「偽って申す条…謀(はかりごと)の—たれば」〈太...
ただ【唯/只/但】
《「直(ただ)」と同語源》 [副] 1 そのことだけをするさま。それよりほかにないと限定するさま。ひたすら。もっぱら。「—時間ばかりかかる」「—無事だけを祈る」 2 数量・程度などがごく少ない...
かた‐ま・く【片設く】
[動カ下二] 1 ある季節や時をひたすら待つ。また、時が移ってその時期になる。近づく。「鶯鳴くも春—・けて」〈万・八三八〉 2 ひたすら心を向ける。傾注する。「夏麻引(なつそび)く命—・け刈りこ...
ひた‐なき【直泣き/直鳴き】
1 (直泣き)ひたすら泣くこと。「—に泣く泣くいつのまにか寝たりと覚し」〈鏡花・竜潭譚〉 2 (直鳴き)鳥などがひたすら鳴くこと。「雉子(きぎす)のあるか—に鳴くを聞けば」〈いそのはな〉
あい‐がん【哀願】
[名](スル)事情を述べて相手の同情心に訴え、ひたすら頼むこと。「助命を—する」
わび‐い・る【詫び入る】
[動ラ五(四)]ひたすらあやまる。丁寧にわびる。「あやまちを—・る」
し‐がん【至願】
ひたすらに願うこと。また、その願い。「赫然宸怒天誅の勅諚在せらるるよう—におよぶ所なり」〈染崎延房・近世紀聞〉
し【只】
[人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]ただ 〈シ〉それだけ。「只管打坐(しかんたざ)」 〈ただ〉「只今・只者・只中」 [難読]只管(ひたすら)
しかん‐たざ【只管打坐/祗管打坐】
ただひたすら座禅すること。特に曹洞宗でいう。