さもし・い
[形][文]さも・し[シク] 1 品性が下劣なさま。心根が卑しい。意地汚い。「—・い行為」「—・い根性」 2 見苦しい。みすぼらしい。「めでたい市の始めに、何とあの様な—・い牛が一の杭につながる...
しわす‐ぼうず【師走坊主】
《歳末には忙しい世間から相手にされず、布施も少ないところから》やつれたみすぼらしい坊主。また、みすぼらしい身なりをした人のたとえ。「殊に—とて、(世間ノ人ガ)この月はいそがしさに取りまぎれ、親の...
しわす‐ろうにん【師走浪人】
《歳末には忙しい世間から相手にされないところから》落ちぶれてみすぼらしい浪人。また、みすぼらしい身なりをした人のたとえ。「引けば破れる、掴(つか)めば跡に師走坊主—」〈浄・阿波鳴渡〉
あさまし・い【浅ましい】
[形][文]あさま・し[シク]《動詞「あさ(浅)む」の形容詞化》 1 品性が卑しい。さもしい。下劣だ。「—・い了見」「—・い根性」 2 見苦しく情けない。嘆かわしい。「—・い世の中」 3 身分や...
わ・びる【侘びる】
[動バ上一][文]わ・ぶ[バ上二] 1 さびしく思う。心細がる。「独り暮らしを—・びる」「人—・びて淋しき宵を」〈漱石・虞美人草〉 「つれづれ—・ぶる人はいかなる心ならん」〈徒然・七五〉 2 落...
しお‐た・れる【潮垂れる/塩垂れる】
[動ラ下一][文]しほた・る[ラ下二] 1 みすぼらしいようすになる。元気がないように見える。「しょぼしょぼと—・れた姿で帰って来る」〈花袋・田舎教師〉 2 衣服などが潮水にぬれて、しずくが垂れ...
さんすい‐おとこ【山水男】
みすぼらしい身なりの男。「身こそ墨絵の—、紙表具の体なりとも」〈浄・反魂香〉
しみっ‐たれ
[名・形動]《「しみたれ」の促音添加》 1 物惜しみすること。けちけちしていること。また、そういう人や、そのさま。「金に細かい—なやつ」 2 こせこせして卑しいこと。また、そのさま。「—な考え」...
しが‐な・い
[形][文]しがな・し[ク]《「さがない」の音変化という》 1 取るに足りない。つまらない。「—・い職業」 2 貧しい。みすぼらしい。「—・い暮らし」
しみっ‐た・れる
[動ラ下一]《「しみたれる」の促音添加》 1 物惜しみをする。けちけちする。「御祝儀にそう—・れた真似もできない」 2 こせこせする。卑しい考えを持つ。「—・れた根性」 3 服装などが、みすぼら...