もの‐ぐさ【物臭/懶】
[名・形動]《古くは「ものくさ」》めんどうがること。また、その性質・人や、そのさま。無精。「—をする」「—な態度」
もの‐ぐさ【物種】
物事の材料。物事のたねとなるもの。「桜花わが宿にのみありと見ばなき—は思はざらまし」〈拾遺・雑春〉
もの‐ぐさ・い【物臭い/懶い】
[形][文]ものぐさ・し[ク]《古くは「ものくさい」》 1 おっくうで気が進まない。めんどうである。「—・いようすで机に向かう」 2 気分がすぐれない。からだのぐあいが悪い。「—・くなりて死ぬべ...
ものくさたろう【物くさ太郎】
室町時代の御伽草子。2巻。作者・成立年ともに未詳。信濃国の物くさ太郎という無類の不精者が、皇族の末で善光寺如来の申し子とわかって出世し、死後はおたが(穂高)大明神となる。おたがの本地。