2019年に初めて報告された新型コロナウイルス、SARS-CoV-2の変異株。2021年1月にブラジルで流行し、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなどに広がった。ブラジル型変異株。
従来株より感染力、重症化のリスクが高いとされ、スパイクたんぱく質を作る501番目のアミノ酸がアスパラギン(N)からチロシン(Y)に置き換わるN501Y、484 番目のアミノ酸がグルタミン酸(E)からリシン(K)に置き換わるE484K、417番目のアミノ酸がリシン(K)からトレオニン(T)に置き換わるK417Tなどの遺伝子変異がみられる。