1981年から2011年にかけて運用されたNASA(米国航空宇宙局)の有人宇宙往復機。人工衛星の軌道投入や惑星探査機の放出、国際宇宙ステーション(ISS)への人員・資材輸送などに利用された。それまでのロケットとは異なり反復利用が可能で、実用機としてコロンビア・チャレンジャー・ディスカバリー・アトランティス・エンデバーの5機が建造・運用され、30年間に135回の飛行を行った。離陸時は巨大な外部燃料タンクと一対の固体ロケットブースターを使用して発射台から垂直に打ち上げられ、帰還時はオービター(軌道船)がグライダーのように滑空しながら着陸する。