セシウムげんしどけい【セシウム原子時計】
セシウム133を用いた原子時計。1秒の長さの定義と国際原子時の校正に用いられる。誤差は3000万年に1秒程度。1967年の第13回国際度量衡総会において、セシウム原子時計を世界標準時計として採用することが決議された。
セシウムこうでんかん【セシウム光電管】
陰極にセシウムを用いた光電管。仕事関数が小さいため、エネルギーの低い赤外線付近の波長の光に対しても感度をもつ。
セシウムひゃくさんじゅうしち【セシウム一三七】
セシウムの放射性同位体の一つ。ウランやプルトニウムの核分裂反応などによって生成される。半減期は約30年。ベータ崩壊し、最終的に安定同位体のバリウム137に変化する。化学的性質がカリウムに似ているため、人体に入ると全身の筋肉などに分布し、新陳代謝により約110日で半減する。