出典:gooニュース
軍事政権が露に急接近のニジェール、米軍が撤退へ…米紙報道
【ワシントン=淵上隆悠】米紙ニューヨーク・タイムズは19日、米政府高官の話として、米軍が西アフリカ・ニジェールから撤退する方針だと報じた。昨年7月のクーデターで親米欧政権が崩壊した後、権力を握ったニジェールの軍事政権は米軍駐留に反発し、ロシアに急接近している。 米軍はニジェールに無人航空機の運用拠点など二つの基地を置き、サハラ砂漠以南の偵察や過激派の拠点攻撃に使ってきた。
米軍、ニジェール撤収へ クーデター後の軍政が対露関係強化で
米政府は19日、西アフリカ・ニジェールに駐留する米軍の撤収を決めた。複数の米メディアが報じた。ニジェールでは2023年7月にクーデターで誕生した軍政がロシアとの関係を強化し、米軍撤収を求めていた。米国はニジェールを地域のイスラム過激派対策の拠点としてきただけに痛手となる。
ニジェール駐留米軍、撤退へ アフリカ対テロ戦略に影響
【ワシントン共同】キャンベル米国務副長官は19日、西アフリカ・ニジェールのゼイン首相と会談し、同国が求める駐留米軍の撤退に同意した。複数の米メディアが報じた。現在ニジェールに駐留する米軍は約千人。イスラム過激派のテロ対策の拠点が失われることになり、アフリカでの対テロ戦略に影響が出るのは必至だ。
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