出典:gooニュース
素粒子「ニュートリノ」はなにがすごい?ノーベル物理学賞を受賞した偉大な研究
梶田氏は、3種類あるニュートリノ(電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノ)が、飛んでいるあいだに種類を変える「振動」という現象を発見したことが、ノーベル賞へとつながった。 では、我々の生活にニュートリノがどう役立つのかというと、じつは何も役に立たない。ただし、それはあくまで現時点での話。
江門ニュートリノ実験施設、液体充填を開始 中国広東省
【新華社江門12月18日】中国広東省江門市で建設が進められていた大型研究施設、江門ニュートリノ実験施設で18日、最後の重要な節目である液体充填(じゅうてん)が開始した。同施設はニュートリノの質量階層性の解明を主要な科学目標とし、同時に複数の重要な先端研究を展開する。完成後は世界のニュートリノ研究の中心施設の一つになる。
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ニュートリノしんどう【ニュートリノ振動】
ニュートリノが質量をもつことで、ニュートリノの種類(電子ニュートリノ、μニュートリノ、τニュートリノ)が変わる現象。昭和37年(1962)、牧二郎、中川昌美、坂田昌一が提唱した。平成10年(1998)、梶田隆章らの観測により、宇宙素粒子観測装置スーパーカミオカンデで大気ニュートリノ振動が検出され、質量をもつことが確実となった。太陽から飛来するニュートリノの数が核融合理論と一致しないという太陽ニュートリノ問題もこの現象により説明することができる。
ニュートリノてんもんがく【ニュートリノ天文学】
太陽など恒星の中心部で起こる核融合反応に伴って発生するニュートリノを観測して、恒星の進化などを探ろうという天文学の新分野。