突発性の心室細動により心停止状態となり、失神を引き起こし、突然死に至る場合がある心臓病。心臓病歴のない中高年男性に多く、睡眠中など安静時に起こることが多い。ぽっくり病の原因の一つと考えられている。心電図検査で特徴的な波形が現れるが、原因は不明。発作が起きた場合はAED(自動体外式除細動器)で電気ショックを与え、蘇生する。再発の可能性があるためICD(植え込み型除細動器)による治療が行われることが多い。
[補説]心室細動は
重篤な
不整脈で、
心室の筋肉が小刻みに
痙攣 (けいれん) した
状態になり、
全身に
血液を送り出すポンプの
役割を果たせなくなる。心室細動になった
場合は、AEDやICDによって
電気ショックを与えることにより、
心臓のリズムを
正常な
状態に戻す。