スペイン南東部にある都市。同名の自治州の州都。セグラ川沿いの平野の中央部に位置する。9世紀の後ウマイヤ朝アブド=アッラフマーン2世の治下、絹織物業で繁栄し、セグラ川を利用した灌漑水路が整備された。現在もレモンをはじめとする柑橘類・穀物・野菜の生産が盛ん。旧市街にあるサンタマリア大聖堂は14世紀にカタルーニャゴシック様式で建てられた後、増改築が繰り返され、特に18世紀に作られた西側のファサードはスペインバロック様式の傑作として知られる。キリスト教の祭礼である聖週間が有名で、数多くの観光客が訪れる。