ロシア連邦西部、ヤロスラブリ州の都市。同州の州都。ボルガ川上流、コトロスリ川との合流点に位置する。黄金の環とよばれるモスクワ北東近郊の観光都市の一つ。11世紀にキーウ公国のヤロスラフ1世により建設され、水運の拠点として栄えた。モンゴル帝国支配を経て、15世紀にモスクワ公国に併合。旧ソ連時代、工業化が進められた。スパソプレオブラジェンスキー修道院、イリヤプロローク聖堂をはじめ、16世紀から17世紀にかけて建てられた歴史的建造物が残っており、2005年に「ヤロスラブリ歴史地区」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ヤロスラーブリ。