ばん‐ざい【万歳】
[名](スル)《古くは「ばんぜい」。「ばんざい」は近代以降の読み方》 1 祝いや喜びの気持ちを込めてを唱えること。多く、威勢よく両手を上げる動作を伴う。また、その動作のこともいう。「—を三唱...
ばんざい‐クリフ【万歳クリフ】
《クリフは崖の意》サイパン島北部にある岬、プンタンサバネタの通称。高さ約80メートルの断崖。第二次大戦中の昭和19年(1944)、米軍の降伏勧告に応じなかった日本兵や民間人が、「天皇陛下万歳」と...
ばんざい‐じけん【万歳事件】
三・一独立運動の俗称。
ばんざい‐ばん【万歳旛】
《「ばんぜいばん」とも》「万歳」の文字を表面にしるした旗。平安時代以来、朝賀の式や即位の儀に用いられた。万歳旗。
ばん‐ぜい【万歳】
1 長い年月。万年。「千秋—」 2 いつまでも生きること。また、永く栄えること。「君天下を保たせ給はん事、—是より始まる可し」〈太平記・二八〉 3 めでたいこと、寿命などを祝福して唱える語。ばん...
まん‐ざい【万歳】
1 万年。よろずよ。また、長寿や末長い繁栄を祝う言葉。ばんぜい。ばんざい。 2 新年に家々を訪れて祝言を述べ、舞を演じる門付け芸人。また、その芸能。烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)または素襖(...
まんざい‐おうぎ【万歳扇】
万歳2に用いる扇。転じて、粗末な扇。《季 新年》「丸盆にのせて—かな/冬葉」
ばんざいらく【万歳楽】
⇒まんざいらく(万歳楽)
まんざいらく【万歳楽】
雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。舞は四人または六人の文(ぶん)の舞。唐の則天武后の作とも、隋の煬帝(ようだい)の作ともいい、めでたい曲とされている。鳥歌万歳楽。ばんざいらく。