あだし【他し/異し】
[語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす—時ゆは今こそ鳴かめ」〈万・一九四七〉 [補説]一説に、シク活用形容詞ともされ...
あだし‐おとこ【他し男】
(多く、夫以外の)ほかの男。別の男。
あだし‐おんな【他し女】
(多く、妻以外の)ほかの女。別の女。
あだし‐ごと【他し事】
ほかの事。余事。「—はさておき」
あだ‐びと【他人】
ほかの人。別の人。「など—の手にやしなわるべき」〈樗牛・わが袖の記〉
た【他】
1 示されたもの以外のもの。ほか。「—は推して知るべし」「—チーム」 2 自分以外の人。ほかの人。他人。「—の迷惑を顧みない」 3 ほかの場所。よそ。「住所を—に移す」
た【他】
[音]タ(呉)(漢) [訓]ほか あだし [学習漢字]3年 1 当面のものや自分以外の事柄。ほか。ほかの。「他国・他日・他社・他人・他方・他力(たりき)/自他・諸他・排他・利他」 2 あるべき心...
た‐あい【他愛】
自分のことよりもまず他人の幸福や利益を考えること。愛他。利他。
たあい‐な・い【他愛無い】
[形][文]たあいな・し[ク]「たわいない」に同じ。「—・い冗談」 [補説]「他愛」は当て字。 [派生]たあいなさ[名]
た‐い【他意】
心の中に隠している別の考え。特に、相手に対する悪意。ふたごころ。「別に—はない」