いや‐に
[副]《形容動詞「いや(嫌)だ」の連用形から》 1 状態が異常であるさま。妙に。変に。「何だか—静かな晩だ」 2 程度がはなはだしいさま。非常に。ひどく。「この本は—難しい」
かど‐かど【角角】
[名](スル) 1 あちこちの角。すみずみ。「町の—に見張りを立てる」 2 角立っていること。「その言葉が何だか—して」〈宮本・伸子〉
狐(きつね)につまま◦れる
狐に化かされる。また、意外な事が起こって何が何だかわからず、ぽかんとする。「—◦れたような顔」
げす‐ば・る【下種張る】
[動ラ五(四)]卑しい振る舞いをする。卑しい根性を出す。「何だか貪慾(どんよく)な—・った老婆のように」〈三重吉・小鳥の巣〉
げん‐こく【厳酷/厳刻】
[名・形動]思いやりに欠け、非常にきびしいこと。むごいこと。また、そのさま。「—な刑罰を加える」「何だか基督(キリスト)は—にすぎる人のように思われた」〈長与・青銅の基督〉
じ‐たい【地体】
[名]根本的なこと。本質。根源。「何だか—は更にわからぬ」〈二葉亭・浮雲〉 [副]もともと。そもそも。元来。自体。「—欲には目のない輩(てあい)のこと」〈荷風・腕くらべ〉
そこきみ‐わる・い【底気味悪い】
[形][文]そこきみわる・し[ク]何だかはっきりしないが、ひどく気味が悪い。「—・い薄笑い」
ちん‐ぷん‐かん【珍紛漢/珍糞漢/陳奮翰】
[名・形動]《「ちんぶんかん」とも》言葉や話がまったく通じず、何が何だか、さっぱりわけのわからないこと。また、そのさま。ちんぷんかんぷん。「難しくてまるで—な講義」 [補説]漢字はすべて当て字。...
つくり‐もの【作り物】
1 人の手で実物そっくりに作ったもの。まがいもの。人造物。模造品。「—のダイヤの指輪」 2 事実に基づかず、虚構によって作り出した事柄、または文学作品。「何だか小説か—のようで」〈逍遥・当世書生...
ひょう‐じょう【表情】
1 感情や情緒を顔つきや身振りに表すこと。また、その顔つきや身振り。「悲しげな—」「—がくもる」「自分に向って何だか—しているような可憐な花」〈宮本・伸子〉 2 一般に、状況・ようす。「全国各地...