兆す／萌す（きざす）とは？意味・読み方・使い方

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意味
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き‐ざ・す【兆す／^×萌す】
の解説

［動サ五（四）］

１草木が芽を出す。芽生える。「新芽が—・す」

２物事が起ころうとしている気配がある。心の中にある感情や考えなどが生まれる。「日射しに秋の色が—・す」「淡い恋心が—・す」

[補説]とがって芽生えるものが現れ出る意の「牙 (き) 差す」からとも、また「気差す」の意からともいう。

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

兆すの例文(4)

出典：青空文庫

･･･自慢の得意の情がまた萌す。なんだかこう、神聖なる刑罰其物のような･･･著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ訳:森鴎外「罪人」
･･･同時に、平生の傲慢が萌す。幸な事には、いつまでもこんな事をする必･･･著:ダビットヤーコプ・ユリウス訳:森鴎外「世界漫遊」
･･･の輩は事前にその企を萌すに由なからしむるほどの遠見と憂国の誠もな･･･徳冨蘆花「謀叛論（草稿）」

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