ういやまぶみ【うひ山ぶみ】
江戸後期の国学書。1巻。本居宣長著。寛政10年(1798)成立。国学の入門書として、研究の心構えや態度を平明に説いたもの。
かい‐てい【階梯】
《本来は「はしごだん」の意》 1 学問・芸術などの手ほどき。また、それを説いた書物。入門書。「英語—」 2 学問・芸術などを学ぶ段階。また、物事の発展の過程。「低いレベルから、さらに公正な—に一...
きんしろく【近思録】
中国、宋代の思想書。14巻。朱熹(しゅき)・呂祖謙(りょそけん)の共編。1176年ころ編。周敦頤(しゅうとんい)・程顥(ていこう)・程頤(ていい)・張載(ちょうさい)らの文章を14部門に分類して...
じゅうはっしりゃく【十八史略】
中国の歴史読本。元の曽先之(そうせんし)撰。史記から新五代史までの17正史に宋史を加えた18史を取捨選択して編纂した入門書。日本には室町中期に伝来。
てびき‐しょ【手引(き)書】
手引き4をする案内書。入門書。マニュアル。
てんだいしきょうぎ【天台四教儀】
中国の仏教書。1巻。高麗(こうらい)の諦観(たいかん)著。成立年未詳。天台教学の大綱と観心の要略を記したもので、仏教の入門書ともされた。四教儀。諦観録。
とうしせん【唐詩選】
中国の唐詩の選集。7巻。明の李攀竜(りはんりょう)の編というが未詳。李白・杜甫など、盛唐期の詩に重きを置き、計128人の465編を詩体別に収めたもの。日本には江戸初期に伝来し、漢詩入門書として大...
とうじせいほう【陶磁製方】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山の著作。元文2年(1737)9月に書かれた入門書で、作陶方法などを記している。大川家とその親戚に伝えられた写しが残る。佐野伝書。
とく‐ほん【読本】
1 太平洋戦争前まで小学校で国語の授業に使用した教科書。また一般に、教科書のこと。 2 読みやすいようにやさしく書かれた入門書や解説書。「文章—」
はっしゅうこうよう【八宗綱要】
鎌倉時代の仏教書。2巻。凝然(ぎょうねん)著。文永5年(1268)成立。仏法が伝播した歴史を述べ、八宗の歴史や教理を解説したもの。古来、初学者の入門書とされる。