く‐げ【公家】
1 朝廷に仕える人々。公家衆。 2 朝廷。朝家。おおやけ。「—にもかやうの事をあはれとおぼしめして」〈平家・一二〉 3 天皇。主上。「就中(なかんづく)—専(もっぱら)日吉山王に御祈誓有けるとか...
くげ‐あく【公家悪】
歌舞伎の役柄の一。公家の悪役。多く顔を藍色に隈取(くまど)り、陰険な無気味さをもつ。「車引」の時平(しへい)など。
くげ‐かぞく【公家華族】
もと公家で、明治維新後に華族となったもの。
くげ‐こじつ【公家故実】
公家に関する故実。
くげ‐しゅう【公家衆】
《「くげしゅ」とも》武家に対して、朝廷に仕えた人々。堂上衆。公家方。
くげ‐しょはっと【公家諸法度】
「禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)」の略。
くげ‐やしき【公家屋敷】
公家衆の住まい。代表的な形式は寝殿造(しんでんづくり)。
くげ‐よみ【公家読み】
1 公家間に伝わった訓読法。 2 (「公家訓み」と書く)古来からの漢字の音訓以外に、日本人の名に使われる漢字の自由な読み。名乗りとして辞書に出ている読み。「成(音:セイ・ジョウ、訓:なる・なす・...
こう‐か【公家】
朝廷。おおやけ。こうけ。「—に背きて私業に向かふ」〈続紀・聖武〉
こう‐け【公家】
⇒こうか(公家)