ろくじょう【六条】
平安京の条坊の一。また、東西に通じる大路の名。六条大路。
ろくじょう‐がわら【六条河原】
京都市の五条と六条との間の鴨川べり一帯。中世ごろまで罪人などの処刑地。
ろくじょう‐け【六条家】
平安末期から鎌倉初期にかけて栄えた和歌の家系。京都六条烏丸に住んだ藤原顕季(ふじわらのあきすえ)を祖とし、顕輔(あきすけ)・清輔・顕昭(けんしょう)などすぐれた歌人・歌学者を出した。趣向を重んじ...
ろくじょう‐どうふ【六条豆腐】
豆腐を薄く切り、塩をまぶして陰干しにしたもの。酒に浸して、または吸い物に入れて食べる。京都六条の人が初めて製したという。
ろくじょう‐どおり【六条通り】
京都市下京区を東西に通じる道路。東の西木屋町から西の佐井西通りに至る。平安京の六条大路にあたる。
ろくじょう‐の‐みやすどころ【六条御息所】
源氏物語中の人物。ある大臣の娘。東宮に仕えて秋好(あきこのむ)中宮を産むが、東宮に死別。のち光源氏の愛人となるが、生霊(いきりょう)となり葵の上をとり殺す。
ろくじょう‐まいり【六条参り】
京都六条通りにある東西両本願寺に参詣(さんけい)すること。「おかか殿は—をさせましょ」〈浮・五人女・二〉
ろくじょう‐みどう【六条御堂】
⇒万寿(まんじゅ)寺