そ‐の【其の】
[連体]《代名詞「そ」+格助詞「の」から》 1 空間的、心理的に聞き手に近い人や物をさす。「—男は何者だ」「—服はどこで買いましたか」 2 聞き手が当面している事柄や場面をさす。今の。「—仕事...
其(そ)の足(あし)で
ある場所に行き、そこからそのまますぐに別の所へ行くさま。「駅へ人を送って行った—買い物をしてくる」
そのいろ‐づき【其色月】
陰暦8月の異称。
その‐うえ【其の上】
[接]前の事柄を受けて、それにさらにある事が付け加わることを表すときに用いる。それに加えて。さらに。「守備はいいし、—足も速い」
その‐うち【其の内】
[副]それが実現するまでに、それほど時日を要しないことを表す語。近いうち。「また—お伺いします」「—雨が降るだろう」
そのおもかげ【其面影】
二葉亭四迷の小説。明治39年(1906)発表。秀才の教師小野哲也が義妹小夜子との恋に悩み、性格破綻者として没落していく姿を描く。
その‐おり【其の折】
その時。その節(せつ)。「—はお世話になりました」
その‐かた【其の方】
[代]三人称の人代名詞。「そのひと」を敬意を込めていうときに用いる。「—をお招きしましょう」 [名]その方面。「—ならでおぼし放つまじき綱も侍るをなむ」〈源・東屋〉
そのかた‐さま【其の方様】
その方面に関係のある人。その身内の人。「—かと覚えたる男女」〈太平記・三〉
その‐かみ【其の上】
(副詞的にも用いる) 1 過ぎたその時。当時。「—倫敦(ロンドン)留学中」〈漱石・満韓ところどころ〉 2 事の行われた、その時。「今一人は手をとらへて死にけり。—親いみじく騒ぎて」〈大和・一四七〉