こごり【凝り】
1 凍って固まること。こごること。また、そのもの。「霧が巨きな—になって太陽面を流れている」〈賢治・圃道〉 2 煮魚のゼラチン質が煮汁とともに冷えてゼリー状に固まったもの。煮こごり。
こごり‐どうふ【凝り豆腐】
「凍り豆腐」に同じ。
こごり‐ぶな【凝り鮒】
寒い時期に、煮ておいてこごらせたふな。《季 冬》
こり【凝り】
1 筋肉がかたくなってその部分が重く感じられること。「肩の—」「—をほぐす」 2 一つの物事に熱中すること。「—性(しょう)」 3 凝結すること。「夕—の霜置きにけり朝戸出にいたくし踏みて人に知...
こり‐かたまり【凝り固まり】
1 物が凝ってかたくなること。また、そのもの。「血の—」 2 一つの事だけを信じたり、一つの事だけを追い求めたりして、他の事を顧みようとしないこと。また、その人。「欲の—のような人」
こり‐かたま・る【凝り固まる】
[動ラ五(四)] 1 物が凝ってかたくなる。「壺の中で砂糖が—・る」 2 一つの事にだけ熱中して、他の事を顧みなくなる。「道徳観念に—・った人」 3 こわばる。「—・った表情」
こり‐しょう【凝り性】
[名・形動] 1 一つの事に熱中して、満足するまでやりとおす性質。また、そのさま。「—な質(たち)」 2 肩などが凝りやすい体質。
こり‐や【凝り屋】
興味を持ったりすると、その事に熱中する性質の人。凝り性の人。
しこり【凝り/痼り】
1 筋肉・皮下組織などの一部が、こってこわ張ったり、固いかたまりをつくったりすること。また、その部分。「肩の—をほぐす」 2 物事がかたづいたあとまで残るわだかまり。「両者の間に—が残る」
しこり‐ばくち【凝り博打】
熱中してするばくち。「—の悪遊び」〈浄・丹波与作〉