じゅ‐りょう【受領】
[名](スル) 1 物や金を受け取ること。「会費を—する」 2 ⇒ずりょう(受領) 3 江戸時代、優秀と認められた職人・芸人などが栄誉として国名を付した一種の官位を名のることを許されること。また...
じゅりょう‐いにん【受領委任】
整骨院などで柔道整復の施術を受けた患者が、療養費の受領を柔道整復師に委任すること。患者は、施術費のうち自己負担分を窓口で支払い、残りの費用は柔道整復師が患者に代わって保険者に請求する。
じゅりょう‐がみ【受領神】
受領(ずりょう)に任ぜられ、憑物(つきもの)がついて人が変わったように高慢になり、いばりちらすこと。また、その心。「鎌倉殿に—つき給はずは、よも忘れ給はじ」〈平家・一二〉
じゅりょう‐しょう【受領証】
受領したことを認める証書。うけとり。
じゅりょう‐ちたい【受領遅滞】
債務者が債務の弁済の提供をしたのに、債権者がその受領を拒否すること、または受領することができないこと。債権者遅滞。
ず‐りょう【受領】
1 《前任者から引き継ぎを受けて事務を執る意》平安中期以降、実際に任国に赴任して政務を執った国司の最上席の者。通例は守(かみ)・権守(ごんのかみ)。時には、介(すけ)をもいう。じゅりょう。ずろう...
ずりょう‐しょく【受領職】
近世、刀工などの職人で、実際の職業とは関係なく武蔵守・越前守などと国守を名のることを許された者。
受領(ずりょう)は倒(たお)るる所(ところ)に土(つち)を掴(つか)め
受領は失敗しても空手(からて)で帰るなの意。転んでもただでは起きない。平安時代の受領の貪欲さを示したもの。
ずりょう‐めい【受領銘】
刀剣類の銘で、職人が自分の名の上に国司名を冠して彫りこんだもの。
ず‐ろう【受領】
⇒ずりょう(受領)