けいもうしそう【啓蒙思想】
ヨーロッパで17世紀末に起こり、18世紀に全盛になった革新的思想。合理的・批判的精神に基づき、中世以来のキリスト教会によって代表される伝統的権威や旧来の思想を徹底的に批判し、理性の啓発によって人間生活の進歩・改善を図ろうとした。イギリスではロック・ヒューム、フランスではモンテスキュー・ボルテール・ディドロ、ドイツではレッシングなどに代表され、フランス革命の原動力の一つになった。
けいもうせんせいくんしゅ【啓蒙専制君主】
18世紀のヨーロッパ諸国で、啓蒙思想の影響を受けて、行政組織や軍隊などの改善、教育・産業の奨励などに努めた開明的な絶対専制君主。プロイセンのフリードリヒ大王など。
出典:青空文庫
・・・として、よくロシアの啓蒙運動が例を引かれるようだ。ロシアの民衆が・・・ 有島武郎「広津氏に答う」
・・・大衆を啓蒙すべきか、二、三の法種を鉗鎚すべきか、支那の飢饉に義捐・・・ 倉田百三「学生と教養」
・・・るというようなことを啓蒙するのだ。貧しい大学生などよりは、少し年・・・ 倉田百三「学生と生活」