悪(あく)に強(つよ)いは善(ぜん)にも強(つよ)い
大悪人がいったん改心すると、非常な善人となるものだ。→善に強い者は悪にも強い
あく‐にん【悪人】
心のよくない人。悪事を働く人。悪漢。⇔善人。
麻(あさ)の中(なか)の蓬(よもぎ)
《「荀子」勧学の「蓬麻中に生ずれば扶(たす)けざるも直し」から》蓬のように曲がりやすいものでも、まっすぐな性質の麻の中に入って育てば曲がらずに伸びる。人は善良な人と交われば自然に感化を受け、だれ...
か・する【化する】
[動サ変][文]くゎ・す[サ変] 1 形や状態などが変わる。それ以前とは別のものになる。変化する。また、変化させる。「一瞬にして焦土と—・する」「地震は町を廃墟と—・した」 2 他の影響で心がけ...
かた‐え【片方/傍】
1 かたわら。そば。「父の—を遠く離るる事の」〈露伴・風流魔〉 2 対になっているものの一方。片方。片側。「高麗錦(こまにしき)紐(ひも)の—ぞ床に落ちにける」〈万・二三五六〉 3 一部分。「ほ...
仮面(かめん)を被(かぶ)・る
本心・本性を隠して、違ったもののように繕う。「善人の—・る」
きん‐さつ【金札】
1 金製のふだ。また、金色のふだ。 2 江戸時代、諸藩が発行した金貨代用の紙幣。 3 明治初年、政府が発行した金貨代用の紙幣。太政官札(だじょうかんさつ)と民部省札の2種。 4 閻魔(えんま)の...
ぎ‐ぜん【偽善】
うわべをいかにも善人らしく見せかけること。また、そういう行為。「—に満ちた社会」⇔偽悪。
くえ‐いっしょ【倶会一処】
仏語。念仏者は等しく西方浄土に往生し、一つところに相会うこと。阿弥陀経に「諸上善人倶会一処」とあるところから出た語。
薫蕕(くんゆう)器(うつわ)を同(おな)じゅうせず
《「孔子家語」致思から。「薫蕕」は芳香のある草と悪臭のある草の意》君子と小人、善人と悪人とは同一の場所にいることができないことのたとえ。